2023年からバイエルン放送交響楽団の次期首席指揮者に着任する予定のサー・サイモン・ラトル。ラトルは2019年1月から2月に「ヴァルキューレ」をバイエルン放送響と演奏会形式で演奏しています。音楽だけでヴァーグナーの楽劇の世界を写実的に表しています。歌手陣も豪華です。
このページでは名指揮者のラスト・レコーディングを紹介していきます。ヘルベルト・フォン・カラヤン、クラウディオ・アバド、ベルナルト・ハイティンク、マリス・ヤンソンス…。往年の名指揮者が、最後にどのようなレコーディングを遺したのか、紹介していきます。
ヘルベルト・フォン・カラヤンはチャイコフスキーの交響曲を何度も録音していますが、今回紹介する1984年にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮して録音した交響曲第4番は6度目の録音。ウィーンフィルの美音をとことん追求した演奏です。
リッカルド・シャイーは首席指揮者を務めていたロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団と1988年から91年にかけてシューマンの交響曲全集を録音しています。コンセルトヘボウ管のきらびやかなサウンドを活かし、フレッシュな演奏に仕上がっています。後のゲヴァントハウス管とのマーラー編曲版による全集とは違うテイストです。
日本が誇る世界的ピアニスト、福間洸太朗による初のベートーヴェン・アルバムは、ピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」、第24番「テレーゼ」、そして最後の第32番。間合いをたっぷりと取った深い解釈で、ベートーヴェンの極上の音楽を聴かせてくれます。
エフゲニー・キーシンは自伝でカルロ・マリア・ジュリーニに対して尊敬の念を抱いていたことが明らかになっていますが、1992年5月、サルヴァトーレ・アッカルドの代役として、キーシンはジュリーニ/ウィーンフィルと共演し、シューマンのピアノ協奏曲を演奏します。
1980年3月にウィーンで録音された鬼才の指揮者カルロス・クライバーとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のブラームスの交響曲第4番。グイグイと引き込まれる演奏で、雅なはずのウィーンフィルもクライバーに引き込まれて情熱がほとばしっています。この作品の究極の演奏でしょう。
これからクラシック音楽を聴いてみようと思っても、クラシック音楽の録音はあまりにも膨大にあります。同じ曲でも色んな演奏家が録音していますし、中には何回も録音している演奏家もいるので、どれから聴けば良いのか迷われる方は多いと思います。ここでは名指揮者とオススメの録音をまとめます。
2016年に29歳の若さでバーミンガム市交響楽団の音楽監督のポジションに就任した、ミルガ・グラジニーテ=ティーラ。バーミンガム市響から発表があり、グラジニーテ=ティーラとの契約を2022年夏まで延長し、その後は主席客演指揮者になるとのこと。
マリス・ヤンソンス逝去に伴い、首席指揮者不在の状態が続いていたバイエルン放送交響楽団。2021年1月3日に次期首席指揮者がサー・サイモン・ラトルになることが決まりました。2023年から5年間の契約で、ラトルとの新時代に注目です。
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