チャイコフスキー 交響曲第6番「悲愴」 キリル・ペトレンコ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2017年)
サー・サイモン・ラトルの次にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任したキリル・ペトレンコ。録音に積極的では無いですが、ベルリンフィルとの初録音としてチャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」を2017年3月にライヴ録音しています。ベルリンフィルの自主レーベルから発売されました。
マーラー交響曲第9番 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1982年)
ヘルベルト・フォン・カラヤンとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は2回目となるマーラーの交響曲第9番の録音を1982年9月にライヴでおこないました。解釈はより自然体となり、ライヴならではの血が通った表現を見せています。第4楽章の儚さにも脱帽。日本のレコード・アカデミー賞と英国グラモフォン賞をダブル受賞した名盤です。
マーラー交響曲第9番 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1979-80年)
1979年10月にレナード・バーンスタインと一期一会のマーラーの交響曲第9番の演奏をおこなったベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、直後にヘルベルト・フォン・カラヤンとこの曲のセッション録音を開始します。カラヤンらしからぬ濃厚さと耽美さがある演奏で、英国グラモフォン賞を受賞した名盤です。
ブラームス交響曲全集 ヘルベルト・フォン・カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ヘルベルト・フォン・カラヤンは生涯で3度ブラームスの交響曲全集をベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と録音しています。3度目となる80年代の全集での交響曲第1番では、厚みのあるまろやかなハーモニーでベルリンフィルとの不仲説を感じさせない演奏になっています。
ヴェルディ レクイエム カルロ・マリア・ジュリーニ/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1989年)
カルロ・マリア・ジュリーニはフィルハーモニア管弦楽団以来の2回目となるヴェルディのレクイエムの録音をベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と1989年におこないました。若手の歌手を起用して、ジュリーニ晩年のゆったりとしたカンタービレで圧倒的な演奏をおこなっています。
マーラー交響曲第9番 クラウディオ・アバド/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1999年)
クラウディオ・アバドとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団は、1999年9月のベルリン芸術週間の公演で、マーラーの交響曲第9番を演奏。話題になったこのライヴ録音は、アバドならではの情熱と、ベルリンフィルの個々の演奏が際立ち、温かみが感じられる演奏になっています。
ブルックナー テ・デウム オイゲン・ヨッフム/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1965年)
ドイツ出身のいぶし銀の指揮者オイゲン・ヨッフムは、ブルックナーの大家。1950年代から60年代にかけてベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とバイエルン放送交響楽団を振り分けて交響曲全集を完成させ、宗教音楽にも力を入れました。1965年6月&7月のベルリンフィルとの「テ・デウム」は大地の底からこだまするような力強さです。
オルフ『カルミナ・ブラーナ』 サー・サイモン・ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(2004年)
2004年の年末のジルヴェスター・コンサートで、サー・サイモン・ラトルとベルリン・フィルハーモニー管弦楽団はオルフの『カルミナ・ブラーナ』を演奏し、大喝采を浴びました。ラトルらしい切れ味の鋭さと、歌うことと演奏することの喜びに溢れている演奏です。
マーラー交響曲第10番(クック補筆版) サー・サイモン・ラトル/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(1999年)
グスタフ・マーラーの最後の交響曲で未完成に終わった第10番ですが、デリック・クックなどの研究により5楽章の演奏版が出版されています。サイモン・ラトルは補筆版を数多く演奏してきましたが、1999年9月ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのライヴ録音しは、グラモフォン賞、グラミー賞、エジソン賞を受賞した名盤です。
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー コンプリート・レコーディングズ
今聴いてもすごい指揮者、ヴィルヘルム・フルトヴェングラー。1951年にベルリンフィルを指揮して録音したシューベルトの交響曲「ザ・グレート」では、大胆なテンポの変化やメリハリのついた静から動への表現が見事です。古い録音なので音質は少し良くないですが、それ以上にフルトヴェングラーに驚かされた一枚でした。
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