ヴラディーミル・アシュケナージはスクリャービンの第一人者でもあり、ピアノ・ソナタや交響曲の全集を完成させています。ピアノ・ソナタは1972年から84年にかけて録音され、1977年6月に録音された第2番はオランダのエジソン賞を受賞した名盤です。詩情と情熱を感じさせます。
ゲオルグ・ショルティは最初のマーラーの交響曲全集をコンセルトヘボウ管、ロンドン響、シカゴ響を振り分けて完成させていますが、その中で第9番は1967年にロンドン響と演奏しました。ボルテージが高い演奏で全体的にエネルギーがみなぎっています。第4楽章の厚みのある美しさも見事です。
ヘルベルト・フォン・カラヤン最初のベートーヴェンの交響曲全集は、1951年から1955年にかけてイギリスのフィルハーモニア管弦楽団を指揮しておこなわれました。後のベルリンフィルとの再録では見られないフレッシュでスリリングな演奏で、貴重な演奏です。
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